情報漏洩対策は「止める」と「見る」の二つに分かれます。どこまでを自動で止め、どこからを運用で見るのかを先に決めておくと、導入後の手戻りが減ります。
Purview と DLP の役割の違い
どちらも情報保護の機能ですが、受け持つ範囲が異なります。Purview は「何が大事な情報か」を決める土台、DLP は「その情報が外に出る経路」を塞ぐ仕組みと整理すると分かりやすくなります。
Purview で行うこと
- 機密情報の種類を定義する(個人情報・契約書・設計資料など)
- ファイルやメールに秘密度ラベルを付ける
- どこにどんな情報があるかを可視化する
DLP で行うこと
- 外部へのメール送信・共有リンクの作成を検知する
- ポリシーに応じて警告・ブロック・記録を使い分ける
- 違反の傾向をレポートで確認する
導入の順序
いきなりブロックから始めると、業務が止まって現場の反発を招きます。段階を踏んで進めます。
- 機密情報の分類を決め、ラベルを用意する
- DLP ポリシーを「記録のみ」で動かし、検知の傾向をつかむ
- 誤検知を減らしたうえで「警告」に切り替える
- 影響範囲を確認しながら、一部を「ブロック」に移す
運用で見るべきポイント
自動で止める範囲を広げすぎると、例外対応に追われます。運用側で見る項目も決めておきます。
定期的に確認したい指標
- 警告を無視して送信された件数
- 部署ごとの検知件数の偏り
- ラベルが付いていないファイルの割合
補足:ライセンスの確認を忘れずに
利用できる機能は Microsoft 365 のプランによって異なります。設計に入る前に、契約中のライセンスで何ができるかを確認しておきましょう。
まとめ
Purview で「守るものを決め」、DLP で「出口を塞ぐ」。この順序を守るだけで、導入時の混乱は大きく減らせます。ご相談はお問い合わせからお受けしています。
※本記事は仮の内容です。公開前に差し替えます。